ホームセンターのカットサービスで使われているパネルソーという大型のカットマシンをご存知でしょうか。木工をある程度ステップアップしていくと、木を正確なサイズに切る事が不可欠になってきます。しかしこれが意外に難しいのです。ノコギリやカンナ等の手道具では、なかなか正確な平面にはならない。
ご経験のある方は分かると思いますが、「ゆがみの無い正確な面を作る」という一見シンプルな事が難しい。
あれさえあれば、と思っている方も多いのではないでしょうか。という事で昨年、部屋に置ける家庭サイズのパネルソーを作りました。
スライドレール、6mmのアルミ板、電動丸鋸を用意。
アルミ板に電動丸鋸、スライドレール部品を付けてレールを滑るようにする。
レールが真っすぐならそれに沿って動く丸鋸も真っすぐに動くので材も真っすぐに切れる、というシンプルな仕組みです。
あとはそれらが機能するように角材を組み、電動丸鋸を上にスライドして切る材をセット、丸鋸のスイッチを入れて歯を回転させ、下にスライドしながら材を切るという流れです。
丸鋸が重いので上部に滑車を付けてワイヤーで吊っています。滑車を通ったワイヤーは裏側で同等の重しを付けて釣り合いを取っています。
出来はどうか、直線の曲がり誤差は0.2mm以内くらいでしょうか。調整次第なのでもっと改良が必要ですが、まずまずの正確な直線が切れてます。
パネルソーを自作
はじめまして
パネルソー自作でたどり着きました。
他は大型リニアガイドを使った、力業ばかりで参考になりません。
可能であれば、スライドレールの入手方法など教えていただけないでしょうか。
用途は、高校の課題作成です。
こんにちは
レールとキャリッジ(滑るほう)はモノタロウで買いました。
その他丸ノコを取り付けるアルミ板などもここで。
しかしもともと精度を求める部品ではないため、わずかに隙間があります。多少ガタつくという事です。
なので隙間を埋めようとキャリッジにアルミテープを貼ってごまかしている程度です。
これらは全て安く済まそうとしているためです。
パネルソーは長いレール部が必要なため、線運動に使う定番のリニアガイドやボールベアリングなどでは高価になります。
いつかレールを建築で足場に使う単菅パイプで、滑る方は3Dプリンターでプラスチック部品を作ろうと思っているのですが。
頑張ってくだい。