小さくて軽いストゥールは一つあると何かと便利だ。ちょっと腰掛けたり踏み台にしたりと手軽に扱える。この度地元の手づくり市に自作品を出品する事になったので、まずはこれを新しくひとつ作ってみた(写真手前)。
この昭和の匂いがするレトロなカタチは元々ウチにあった古道具(上写真の後方)から復元した。その古イスはむかし骨董品店で買った物で、おそらく50年以上は経っているだろう。なんともとぼけた風情です。
材料は豪州ヒノキとも呼ばれているオーストラリアのサイプレス。
日本のヒノキは柔らかい針葉樹だけど、このサイプレスは広葉樹のように固くて密が細やかだ。
木の油分のせいか心なしかしっとりしていて磨くと光沢が出る。オイル塗装の必要が無いと判断。すばらしい事です。香木やアロマオイルとしての役目もあるので無塗装だと独特の清涼感が自然のまま香る。
短所は原木が小さいため細材しか無く節が多い事、そして心材を含むため、まれに表面に細かいヒビがある所。裏面や目立たない向きに使いたい。
脚の桟組みは後年のメンテナンスを考えてネジ組みにした。”表面だけ木”とか”印刷”が当たり前の世界だけど、これは木そのものなので経験からして意外と永く存在するのだと思う。たとえ持ち主は変われども。
座面への接合は、手ノコとノミでコツコツ頑張ってホゾ組みにした。膠で接着するか決めかねている。多分ウチで使う事になるだろう。そしたら接着は無し。今後たとえ木の収縮が出ても分解が楽だ。
スツールを作る




