椅子の座面をどう作るか。大抵は曲げた合板だがDIYで作るには大掛かりな治具が必要だ。今回は諦めてただの板をバンドソーで曲面に切り出し繋げて座面にした。矧ぎはネジで継ぐつもりだったが、ボンドだけでも行けそうな気がして単なるイモ矧ぎ(ホゾ無しのボンドのみ)にする。ボンドは強力さで有名なタイトボンドⅢ。

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写真は板を矧ぐ道具。この手の物はポニークランプというスチール管を使ったものが一般的だが、これは手持ちの角材に付けるタイプ。矧ぐ板をボンドを付けて並べたら、この道具に挟んでネジで締め付け圧着させる。特徴は材を上下からも挟む形になるので上下方向の材が揃う事。締めた分だけ上下からの圧もかかる構造です。オフ・コーポレーションさんで買いました。

こうして出来た座面の木を曲面カンナだけでひたすらなだらかに削る。隠れる部分なので荒い仕上げです。

窪んだ曲面は普通のカンナでは削れないため、やむなく子ガンナを曲面用に加工する。底面を丸くしただけ。

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座面に穴を開けたのは思いつきで、空気穴のつもり。クッション材にでんぷん糊を塗って座面に固定する予定だったので、後に張る表地に水分がこもらないようにと。しかしこれは必要なかったかも。

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そしてクッション材。ウレタンシートが普通だろう。しかしどうしても匂いが苦手だ。布団の下に敷くマットも同様で、無印良品の、ウレタンではないポリエステル固綿のタイプを使っている。だからその替え綿を追加で買って、切り出した。

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ちょっと厚すぎたので、この後半分に切りました。

椅子を作る 2 〜座面

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