座面は牛革を張る。
さて、革には大きく分けて植物タンニンでなめした「ヌメ革」と、化学薬品でなめした「クロム革」がある事がわかった。なめしとは、皮から水分を抜く等して腐らない「革」にする処理との事。欲しいのはやはり自然のヌメ革。

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さっそく探すが、どこもなかなか必要なサイズでは売っていない。どうやらこの世界では、扱いも性能も便利なクロム鞣しが本流で、自然なヌメ革は耐久性などから敬遠され、趣味的なクラフトの方面で扱われるようだ。
まるで木の世界と同じ。どの分野でも均一でシミひとつなく堅牢な合成品が主流で、自然物は物好きが好むもの、という構図だろうか。

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さて、幸運な事に良いレザーショップにめぐりあえました(Phoenix)。希望を話すと難なくその場で切って売ってもらえた。輸入源皮を姫路の工場で製革した品。ご主人曰く、他の問屋で切り売りをお願いすると怒る店もあるとか。

物腰のやわらかいご主人は、ヌメ革に思い入れをもってお仕事をされていて、先に書いた自然物であるがゆえの不便さ等をこちらに伝え、ほんとにいいんですか?と何度も訊いた。

こちらでは革の厚みを薄くする「漉き」加工もお願いして、後日送ってもらった。仕上がりは1mm厚。
そしてやっと革を張る。張り方は裏面でタッカー(大きなホッチキス)で留めただけ。

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革はまだ何の着色も無い。これからオイルを塗ったり日焼けしたりして徐々に色が濃くなり、我々の良く知っている革の色になるらしい。それでいい。
ニートフットオイルという油をたっぷり塗る。これで良し。

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椅子を作る 3 〜革を張る

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